烏丸ストロークロック×庭ヶ月 共同連作 『凪の砦』総収編

京都公演 2017年2月9日(木)〜2月12日(日)

名古屋公演 2017年2月25日(土)・2月26日(日)

松山公演 2017年3月4日(土)・3月5日(日)


作・演出

柳沼昭徳


音楽・演奏

山崎昭典


出演

阪本麻紀

生坂美由紀 岡村里香 角谷明子 澤雅展 図師久美子 長谷川直紀 柳泰葉

西村貴治 たなべ勝也


~ 凪を求める旅 ~

 時代のせいか、歳のせいか、じっくりと腰を据えて話のできる仲間と場所を求めていました。

 2014年に各地の演劇の現場で出会った7人のメンバーと、対話型のワークショップを2年にわたって行ってきました。それは講座というより、演劇を主としたゆるやかなコミュニティーと言った方が妥当で、演劇にかかわらず、映画や、政治や、書評など、たくさん話をし、異なる価値観を持った他人の話に耳を傾けてきました。

 その中で、皆で「死ぬ」ことについて思い思いのレポートを書きました。尊厳死とリビングウィル、死の恐怖の由来、死は遺された者のためにある……などなど内容は終活から哲学にいたるまで様々で、幸福論や宗教論を横断しながら、普段ならなるだけ忌避したい死について対話したことで、 翻って今を生きる自らの考えを明確にし、さらに生きている社会をも浮き彫りにしていきました。

 「凪の砦」という作品は、こうした語らいの時間を、演劇という表現方法を用いて試行錯誤しながら短編作品として上演を重ねてきましたが、いま一 度、人間らしい生き方死に方とは何か、それを全うできる社会とはどのようなものかを、お客さんと語らえる、そんな作品にしていきたいと考えています。

作・演出 柳沼昭徳



スタッフ

演出補/澤 雅展 長谷川 直紀

舞台監督/北方 こだち(GEKKEN staffroom)

照明/吉津 果美(GEKKEN staffroom)

音響/森永 キョロ(GEKKEN staffroom)[京都公演・松山公演] 下野 司 [名古屋公演]

宣伝美術/オフィスバックヤード 記録写真/東 直子

制作/富田 明日香(quinada)

主催/烏丸ストロークロック

企画・製作/オフィスバックヤード

協力/有限会社アンクル 有限会社現場サイド quinada

京都芸術センター制作支援事業

後援/特定非営利活動法人京都舞台芸術協会


<京都公演>

共催/アトリエ劇研

助成/芸術文化振興基金

京都府文化力チャレンジ事業


<名古屋公演>

共催/ナビロフト Loft Plan

制作協力/名古屋演劇教室


<松山公演>

提携/NPO法人シアターネットワークえひめ シアターねこ

協力/桝形 浩人